肉食とヒトの健康
他の肉食動物の場合は、捕食する草食動物の血肉からビタミンDなどの微量栄養素も摂取できるが、人間の場合は加熱調理によってその大半が失われてしまうため、別に植物性の食物を摂る事で補う必要がある。逆に、野菜の育たない極地に住むエスキモーは生肉を食べる事で必要となる微量栄養素を摂取してきた。
また、極端な肉食によって諸々の癌や心臓疾患が引き起こされる事実が医学的に立証済みである。その一方、肉食でないと摂取しにくい鉄、亜鉛、ビタミンB類、必須アミノ酸類なども含まれ、過度の菜食主義に陥るとミネラル類などの欠乏症を招くおそれがある。野菜も摂れば、肉も摂る、バランスの良い食生活が一番望ましい。
ヒトは雑食性の生き物であり、虫からクジラに至るまであらゆる動物を食べてきた。その適応能力の高さからほとんど動物全てを対象にしていると言っても過言ではない。文明を築いた現代では野生動物の狩猟・採取にとどまらず畜産や養殖によって効率よく食肉を獲得している。その反面、所属する文明の価値観により食べる肉をより好みするようにもなった。特に宗教では戒律で食せる肉の種類に制約を受ける場合がよく見られる。
肉は植物性の食物よりも、生産効率が低いため、すべての社会で、肉食は植物性食物よりも稀少で、価値の高い食物とされている。定住文明において、肉食を楽しめる階層は、近年にいたるまで、比較的高い地位に限られていた。
日本では、『日本書紀』によると天武4年(676年)4月17日のいわゆる肉食禁止令で、4月1日から9月30日までの間、稚魚の保護と五畜(ウシ・ウマ・イヌ・ニホンザル・ニワトリ)の肉食の禁止が定められ、仏教の影響もあり、たびたび改正がなされて明治時代まで続いた。ただし、山で狩猟されたものは除外されていた。また常食ではないが肉食はされていた。地域によっては常食の風習が残った地域もあった。
大名家でも肉を食する習慣はあり、徳川家では正月にウサギ肉の吸い物が出されていた。江戸の薩摩藩邸では豚やイノシシが食用として飼われていた。また、その薩摩の豚肉を好んだことから、一橋慶喜は豚一様と渾名された。
鯨は魚の一種と見られていた。また、沖縄、北海道などの地域では独自の食文化が存在した。
江戸時代後期にはももんじ屋が現れ、都市部においても肉食が流行した
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
何でもバランスが大切なんですね。
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